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変わりたいのに変われない
変わりたいのに変われないのは、なぜ?
これ、実は「意志が弱いから」ではありません。
〇 本当に変わるときって、どんなとき?
心理学にはこんな考え方があるようです。
本当に変わるときは、
無理に変わろうとしたときではなく、
「今の自分」をちゃんと見たとき。
「こんな自分じゃダメだ」と思っている間は、
実は自分を責めている状態です。
人は、責められると守りに入ります。
守りに入ると、変わりにくくなります。
だからまずは、
「今の自分はこうなんだな」
と認めることから始まります。
〇 でも、 それだけでは変わらない
「受け入れるだけで変われる」わけではありません。
人が本当に行動を変えるには、2つの条件が必要だと言われています。
① このままではまずい、と思うこと
(ちょっとした危機感)
② 行動を変えたほうが得だ、と感じること
(メリットがデメリットを上回るとき)
人は常に、無意識に
「やるメリット」と「やらない安心」を比べています。
〇 変われない3つのパターン
① 実はそんなに困っていないとき
② どうせやっても変わらないと思っているとき
③ 変わるほうが怖い(失敗・否定・面倒・不安)なとき
特に③は気づきにくいです。
「変わりたい…でも…」
この「でも」が心のブレーキです。
コーチングは、
「変えようとする技術」ではありません。
コーチングは、
・今どう感じているか
・何が怖いのか
・本当はどうなりたいのか
を、問いかけによって整理する方法です。
人は、
✔ 自分で気づいたとき
✔ 自分で選んだとき
はじめて本気で動きます。
これを「主体性」といいます。
〇 だからコーチングはこう聞きます
〇「今どう思っている?」
〇「もし変われたらどうなりたい?」
〇「やるとしたら何が一番小さな一歩?」
と聞きます。
変化は、外から押すものではなく、
内側から起こるものだからです。
〇 医療でも同じ
「今、何が一番不安ですか?」
「できそうなことはありますか?」
と聞かれたとき、
人は自分で選び始めます。
〇 最後に
本当に変わる人は、
✔ 今の自分を認め
✔ 本音に気づき
✔ 小さな一歩を選び
✔ それを続けた人 です。
今回のコーチングと心理学的に関係ある考えを示したもの。
Beisser, A. (1970). The Paradoxical Theory of Change. Gestalt Therapy Now.
(逆説的変化理論:人は自分であるときに変わる)
Perls, F. S. (1969). Gestalt Therapy Verbatim.
(ゲシュタルト療法:気づきが変化を生む)
Deci, E. L., & Ryan, R. M. (1985; 2000). Self-Determination Theory.
(自己決定理論:自律性・有能感・関係性が動機づけを高める)
Miller, W. R., & Rollnick, S. (2013). Motivational Interviewing: Helping People Change.
(動機づけ面接:両価性の整理と変化の言葉の引き出し)
Prochaska, J. O., & DiClemente, C. C. (1983). Transtheoretical Model of Change.
(行動変容ステージモデル)
Rogers, C. R. (1951). Client-Centered Therapy.
(無条件の肯定的関心)